水分を減らすことを乾燥といい、立木状態の木材から水分を減らしたものを乾燥材という。
KD材とは、kiln-dried の頭文字をとったもので、釜などにいれて人工乾燥させた材料のこと。自然乾燥は air-dried の頭文字からAD材といわれる。 また、含水率50%をこえる未乾燥材は、グリーン材という。
人工乾燥は木材の内部まで均質に乾燥するので、寸法精度はいいが脂分が抜けやすいので、艶のなくなる嫌いがある。自然乾燥は半年以上かかり、曲がりや割れがおきやすい。
日本農林規格(JAS)は建築用針葉樹材 の乾燥度を、含水率25%以下をD25、20%以下をD20、15%以下をD15と分類している。構造材についてはともかく、造作材については15%以下程度を使うべきだろう。
プレカットが普通になったことと、建築後に狂いの少ない材料を使ったほうが、クレームが減るためにKD材のような乾燥材を使うことが多い。
参考=全乾比重
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