建築用語集       

匠 総合事務所提供


(かし)


 常緑樹で大木になる。赤樫と白樫があり、白樫の辺材は淡黄白色で、心材は淡黄褐色である。下の写真は白樫である。

 樫は材質が硬く、建築用材としては使いにくい。そのため堅さを生かして、の台や玄翁の柄などに使われる。

 込み栓鼻栓といった細くしながら、強度を必要とする部材に使われてきた。また、敷居の溝に埋め樫として組み込んで、建具の往復によって敷居が減るのを防ぐのに用いた。

広告

写真は木材図鑑から借用

広告