鳥の名前から転じて、鳥がくちばしを広げたような形のことをいう。建築では下記のように、形が似ている状態に対して使われている。
① 遣り方の杭の上部を、<いすか>に切っておくと、上部から力が加えられると捲れ上がるので、杭が動いたかどうかわかる。矢筈(やはず)に切っても同じ効果がある。
② 両方からくちばしを咬み合わせるようにした、細長い木材の継ぎ手=つなぎ方。なお、4面が斜めの継ぎ目になる隅いすかは化粧になる場合に用いる。いすか継ぎは、天井の竿縁(さおぶち)などに用いられたが、最近では手間賃が高くなったので長い材料を用いて、継ぎ手を作らないことが多い。
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下図のように切ると4面が同じに見える隅いすか
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