25ミリ角くらいの細い木材を平行に渡した天井で、天井面にみえる細木を棹縁という。通常は、24×30くらいの角材を、縦長の成(背)①に使う。
棹緑の入れかたにはつぎのような原則がある。
① 床の間のある部屋の場合は、床の間と平行の方向に入れる。また次の間は主の間にならう。
② 床の間と直角に棹縁を配した天井を、<差し天井>または<床差し>と呼び、不吉なものときれている。
③ 廊下の棹縁は長手方向に入れる。
なお、天井板の刃(=傍(側))は入り口側、つまり見返し方向に向けるのを定法とするが、見付き方向に向けることもある
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