建築用語集       

匠 総合事務所提供

三つ目錐
(みつめぎり)


 木材に細い穴をあける工具。  

 は両手をもみ合わせて、下方に力を入れながら穴をあける道具。三つ目錐はを案内する道穴をあけるために使う。  

 三つ目錐のあけた穴は、両側が平行で円筒形断面の穴があく。そのため、断面が円筒形である丸釘用の道穴に適していた。それに対して、四つ目錐はV字型の穴があく。

 電動ドリルに取って代わられてしまい、錐の出番は少なくなった。外見からのイメージに似合わず、錐揉みの作業は厳しいものだった。錐もみを一日やらされると、多くの大工は音を上げた。

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