D19ミリ以上の鉄筋に使用する鉄筋の継手の一種。住宅規模では使われず、規模の大きい鉄筋コンクリートの建物で使用される。
重ね継ぎ手だと重なる部分が2本と倍になってしまうので、型枠のなかが混んでしまいコンクリートが廻りにくくなる。それを避けるために使われる接合方法で、鉄筋を突きつけとしたうえ、圧接器によって軸力方向に圧力をかけて、アセチレン・ガスであぶって接合する方法。
両側から圧力をかけながらガスであぶっていくと、鉄筋が融けて団子状になる。この団子の直径が鉄筋の直径の1.4倍以上を確保するように決められている。
風が強かったり、雨が降ると施工できない。また、接合の良否は目視では判らないため、圧接施工後の抜き取り検査が必要である。
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圧接作業中 圧接中の団子
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