痩せるとは木材や塗料などの材料が、乾燥により体積が減ること。
一般に水分がぬけて体積が減る。木材の場合は、繊維に平行方向つまり幅が狭くなるのに対して、長さ方向は縮むことは少なく、長さ方向には、幅の1/10程度しか縮まない。長さ方向に縮むことを木口減り(こぐちべり)という。
幅広板を釘打ちで固定してしまうと、幅が痩せると釘のところから割れが入ってしまうことがある。そのため、蟻溝を切ったり、鎹(カスガイ)で固定して対処する。 長さ方向の縮みは、住宅建築では無視できる程度である。
モルタルも乾燥によって痩せる。痩せては困る場合には、無収縮モルタルを使う。
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