平らなコンクリートのスラブの上に、現場で加熱溶融させた液状のアスファルトを流して、アスファルト・ルーフイングを2枚から3枚以上貼り合わせていく工法で、大規模なコンクリート構造物の水平な屋根に使われることが多い。
常温での工法もあるが、アスファルト防水といった場合は、熱で溶かしたアスファルトでアスファルト・ルーフイングを接着する熱工法を指すことが多い。最近では、アスファルトを溶融させる場所がなく、小規模な施工が難しくなっている。
適切に施工されたアスファルト防水への信頼性は高く、漏水への心配は少ない。通常は太陽光線や歩行により傷付くのを防ぐため、アスファルト防水施工をした上にシンダー・コンクリートなどで保護層を設けるのが一般的である。
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