防音とは音の流れを止めることで、そのための工事を防音工事と呼ぶ。
通常の住宅の隣の部屋同士であれば、両方の壁に12ミリの石膏ボードを二重 張りし、間に遮音シートを挟めば、相当に高い防音性能が期待できる。
住宅で防音が問題になるのは、ピアノなど楽器を使う部屋の音漏れ対策である。木構造の住宅では上下階の音を完全に防ぐのは難しいので、居室の用途を考えて間取りをつくると、問題は少なくなる。
マンションなどでは上下階の音抜けが問題になるが、スラブのコンクリートを200ミリ以上に厚くすれば改善できる。
外部からの防音対策では開口部が弱点となるので、防音サッシの採用は必携であり、二重サッシにすると良い。
航空機の騒音対策として、防衛省が飛行場周辺の住宅の防音工事に、思いやり予算から補助金を出している。
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