①.相欠き(あいがき)は木材の継手の一種で、下の上図のように板物や角材の継ぎ方をいう。
相杓り(あいじゃくり)と同じように、角材などを互いに半分ずつ欠きとって、切り取った部分を接着剤や釘・木ネジなどで繋ぐ方法。おおむね材の厚さ分の長さを、互いに重ねることが多い。
互いに半分ずつ厚さを欠き取るので、部材の寸法と同じ厚さに納まる。
②.下の下図のように、直行する部材の半分ずつを欠き取って、交差させる仕口のこと。
相欠きは簡単だが、部材の厚さで納まるので、よく使われる。凹の部分に入る側面を木殺しておくと、隙間が生じにくくガタつくことが少ない。
いずれも対となる相手の半分ずつを欠き取り、 同型となって雄雌(オス・メス)がないので相欠きと呼ばれる。 簡単な細工で、荒(粗)木(あらき)にも化粧(材)にも用いられる。
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