廻り縁を２段にまわした場合、ふつうは二重廻り縁というが、下の廻り縁の背が高い場合は、廻り縁＋長押とあつかって、これを天井長押という。
天井長押は天井が高い場合や、部屋の格式 を出したいときに使う。
長押は使われる場所ごとに呼び名が違い、蟻壁につくものは蟻長押、内法につくのは内法長押という。ただし、内法長押は内法を省略して長押という場合が多い。その他、窓下に付く腰長押、一番下に付く地長押などがある。
普通の住宅では内法長押が使われるだけなので、長押と言えば内法長押のことを指す。他の長押は書院建築などに使われる。
広告
広告