建築用語集       

匠 総合事務所提供

背(成)
(せ:せい)


① 長方形断面の部材の長手方向の寸法。幅に対して高さとは言わずに、背という。  

②  立木のときに、太陽を浴びた方を背という。  

 立木は太陽のほうへと曲がろうとする性質がある。そのため、丸太から梁など直線の部材を製材すると、下図のように木目が背のほうへ曲がってでる。

 製材後も、背のほうへ曲がろうとする力が残っており、水平に用材するときには、背を上に用いないと木が下がってしまう。背に対して、反対側は腹という。

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