建築用語集       

匠 総合事務所提供

割石(地業)
(わりいし:じぎょう)


 割石とは自然にあるままの石ではなく、ある大きさに割って使う石のこと。  

 割石は石の割り肌を愛でるもの。野面が野趣を楽しむものだとすれば、割石は瘤出しなど割られた凹凸を楽しむものである。  

 玉石はおおむね20~30センチ程度の石を言うが、割石は20~30センチの大きさに割った石と言ったら良いだろうか。15センチ程度の石は栗石(ぐりいし)とか栗(ぐり)とよぶ。  

 握り拳くらいの割石を敷き並べて、目潰しをいれて転圧してつくった地盤を、割石地業とよぶ。

 卵くらい以下の大きさに割ると、割石とは言わずに、砕石と名前が変わる。  

参考:割栗石

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