建築用語集       

匠 総合事務所提供

ワイヤー


 細い鋼鉄をよって1本の鉄線にしたもの。平行よりと交差よりがある。

 ロープということもあるが、ロープは麻やナイロン製もある。ワイヤーといった場合には鋼製に限る。ワイヤーは柔軟でありながら強度が強いので、吊り上げなどに利用される。

 建築で使われるのは、ステンレスのワイヤーが多い。φ1以下の極細からφ10以上のものまである。ワイヤーは引張(強度)が高く、たやすく長尺物ができる。

 ワイヤーを切断するには、ワイヤーカッターという工具が必要で、ペンチなどでは奇麗に切断できない。また、ワイヤーは硬くて曲がらないので、ワイヤーを相互に結ぶことができない。そのため、端部をループ状に台付け加工して、ワイヤーロックでつなぐことになる。

 ワイヤーに折り癖がついたり、捩れて瘤状になることを、キンクという。キンクができてしまうとキンクを直しても、引張(強度)が約20%低下する。

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