ラスボードとは、型押し加工によって表面に長方形のくぼみを付けた石膏ボードである。
ラスボードは左官塗壁下地材として、和室の壁下地に使用される。カッターで片側に切れ目を入れ、それに沿って折って、反対側から切れ目を入れると簡単に切断できる。
ラスボードの普及により、木舞下地を完全に駆逐し、木舞職人の仕事が消滅した。(株)チヨダ石膏の商品名らしいが、すでに普通名詞になっている。
塗り材料である石膏の酸性による錆びを防ぐため、釘などの打ち付け金物は、溶解亜鉛鍍金(メッキ)されたものやステンレス釘を使用する。普及し始めの製品は穴あきだったが、現在は下の写真のようになっている。
広告
広告