材にかかる荷重のうち、材を断ち切るように働く力を剪断力という。鉄筋コンクリート造の梁では、引張としてかかる力は鉄筋が負担している。引張力など曲げに抗する主筋に対して、剪断力を負担する鉄筋をアバラ筋とか、スターラップと呼ぶ。剪断補強筋の一種である。
主筋よりも細い鉄筋で、主筋を取り囲むように配置する。その本数や間隔は構造計算によるが、おおむね250~300ミリ間隔である。ただし、木構造の基礎では、上の主筋と下の主筋をつなぐように、縦に1本だけ配置されることが多い。
柱にかかる剪断力を負担するのは、フープとか帯筋と呼ぶ。
参考:曲げ応力
広告
広告