水平を示す貫で、建物の位置や高さを決める遣り方に配される木材。
遣り方杭①に印された水平の墨に固定した板材で、水貫の天端は水平になっている。ある水貫に柱の位置を墨付けし、その反対側の水貫に柱の位置を決める。両者を結んで、水貫の上端に水糸をはると、この糸が建物の縦、もしくは横の基準線となる。
張られた水糸に直行する水糸を張り、横もしくは縦の基準線をきめる。基準線を地盤上の捨てコンに移記して、それに従って基礎を施工していく。
下の写真で、地面から30センチくらい上がったところに、水平に配された板材である。水貫は根伐りの深さを決めたり、基礎を施行する基準となる。水貫の高さは、基礎天端から10~15センチ程度上になるくらいが良く、あまり低くしてしまうと、基礎の型枠がぶつかってしまう。
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