建築用語集       

匠 総合事務所提供

蒸かし
(ふかし)


 所定の寸法以上に大きく、または厚く施工すること、もしくはその部分。設計図書に指定された寸法を超える場合には、監理者の承認が必要である。  

 蒸かしは構造上の要請ではなく、設備の配管を通すためや、仕上げ上の都合であることが多い。

 仕上げ面を揃えるためなどの理由で、構造体から一定の厚さを持ちだすことを<蒸かす>という。ただし、蒸かすという字かどうかは自信がない。

 RC構造の場合は、モルタル付け送りすることが多く、木構造の場合には、下地を組んでコンパネなどを張って蒸かす場合が多い。

広告

広告