三角形の断面をした摩擦杭のこと。
敷地の地盤が悪い場合は、地盤改良をしたり杭を打ったりする。杭には、支持地盤まで杭をおろす支持杭と、土との摩擦に期待する摩擦杭がある。
三角杭は錐状になった三角断面の節型杭で、節が地盤の摩擦力たかめ、杭の支持力を増加するように働く。また、節が荷重を杭の周囲につたえるために、杭と杭の側圧を高めることができる。
主として鉄筋コンクリート造で軒高が11メートル以下、かつ、3階以下の建物に使われることが多い。軟弱地盤に適しており、比較的安価である。サカモト三角杭が有名だった。
支持杭と違って、おおむね1メートル位の杭間のため、面積あたりの本数が増え、掘削で出た土が場内に溢れてしまうことがある。
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