建築用語集       

匠 総合事務所提供

三角杭
(さんかくぐい)


 三角形の断面をした摩擦杭のこと。  

 敷地の地盤が悪い場合は、地盤改良をしたりを打ったりする。杭には、支持地盤まで杭をおろす支持杭と、土との摩擦に期待する摩擦杭がある。  

 三角杭は錐状になった三角断面の節型杭で、節が地盤の摩擦力たかめ、杭の支持力を増加するように働く。また、節が荷重を杭の周囲につたえるために、杭と杭の側圧を高めることができる。  

 主として鉄筋コンクリート造軒高が11メートル以下、かつ、3階以下の建物に使われることが多い。軟弱地盤に適しており、比較的安価である。サカモト三角杭が有名だった。

 支持杭と違って、おおむね1メートル位の杭間のため、面積あたりの本数が増え、掘削で出た土が場内に溢れてしまうことがある。

広告

写真は(株)YUEIのサイトから借用

広告