建築用語集       

匠 総合事務所提供

勾殳玄
(こうこげん)


 差し金をつ かった規矩術で用いられる言葉で、直角三角形の三辺を示す。

 勾は直角を挟む短いほうの辺をいい、 殳は長いほうの辺を、そして玄は直角に向かい合う辺をいう。鉤(こう) 股(こ) 弦(げん)とも書く。

 大工達はこれをもとにピタゴラスの定理や相似形を用いて、隅木など屋根廻りの部材に墨付けをした。

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