建築用語集       

匠 総合事務所提供

漆(風呂)
(うるし:ぶろ)


 漆の樹から採取した樹液のこと。

 天然の樹脂塗料であり、接着剤である。つうじょうは木製の家具や食器に塗られるが、かつては建築部材の高級な仕上げとしても使われた。

 塗膜をつるく刷毛塗りの塗り方と、短穂(タンポ)などで伸ばしながらすり込む方法がある。乾燥すると乾く他の塗料と異なり、漆は湿気がないと乾燥しない。そのため、漆風呂とか漆室とよばれる部屋や箱に入れて乾燥させる。湿度は80%程度、温度は25~30度くらいが適度な乾燥環境。

 生漆(きうるし)は茶色であるが、顔料を混ぜることによって、色をつけることができる。漆は蝋色という独特の光沢があり、贅沢な塗料として珍重されてきた。

 最近では、下の写真のようなチューブ入りもある。カシューが漆に近い風合いを持っている。

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