① 入れた筋違(すじかい)に対して、反対方向の力を確保するために、天地逆方向に入れる筋違いのこと。返しをとるとか、返しを入れるという。
下の写真ように同じ場所にX状に入れるものだけではなく、同じ通りにあれば反対方向に抗する力を確保できるので、 返し になる。
建築後も固定される正式の筋違は、建物の外壁側に入れるが、上棟後の仮筋は室内側に入れる。正式の筋交いを入れた後で、仮筋違いは撤去する。上棟直後は建物が不安定なので、返しをキチンととる必要がある。
② 鉄筋コンクリート構造の壁につかう型枠は、鉄筋を組んだあと室内側の堰(関)板(せきいた)から立てていくことが多い。反対側の堰(関)板を 返し とよび、反対側の堰(関)板を施工することを返しを起こすという。
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