法律の規定に違反している建築物のことだが、どの法律に違反しているのかは定かではない。多くは建築基準法関係であろう。しかし、建築基準法は下位法なので上位法で保証される居住権や営業権が優先することもある。
敷地の外部にまで 影響がでる集団規定に関しては、違反には慎重であるべきである。しかし、建築基準法の単体規定にかぎって言えば、完全に守ることに必ずしも意味があるとは限らない。
たとえば、手摺りの高さは1.1メートル以上と令126条で法定されている。しかし、住宅内部の手摺りとしては高すぎるように感じる。空間の納まりや使い勝手を勘案して、建築主と相談の上で、これを1メートルにしても良いのではないか。
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