① 鴨居などを柱に取り付ける細工の一種。
柱を鴨居の形に8~10ミリ彫り込み、柱間の長さに彫り込んだ長さを加えて、鴨居を切断する。鴨居を現場に当てて、彫り込みに食い込ませる。下図の左の凹部にバールなどを入れて、鴨居を戻すように柱に当てる。左側の形をひかってから、一度鴨居を外す。
ひかった形に反対側の柱を5~6ミリ彫り込み、行って来い①で食い込ませる。その後、戻らないように楔(くさび)をかっておく。
完成後に接合部が空かないようにした、木材接合方法(仕口)の一種である。しかし、完全乾燥材なら空かないから、一種の逃げ仕事である。
反対語=源(現)造
② 直交する部材の全断面を彫り込んで、仕込む仕口。
③ 追い入れ鑿のこと
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