建築用語集       

匠 総合事務所提供

避難(階段)
(ひなん:かいだん)


 火事など非常の場合に、危険を避けるために、安全な場所へと移動することを避難という。  

 建築では、建物外へでて地上へと移動することを避難といい、原則として地上へ到達して以降は、個々の建物では考えていない。そのため地上階を避難階と考えている。

 地上階(=避難階)に至る経路は耐火構造と、内装不燃材料で仕上げることを要求される。避難経路には、誘導灯を設置しなければならない。  

 5階建て以上の建物などでは避難階段の設置が必要である。また、避難階段への出口には、誘導灯を設置しなければならない。  

 避難階段は幅900以上で、耐火構造の壁で囲むか、耐火構造の屋外階段とし、避難階まで直達すること。非難階段への出口に設置する扉は、常時閉鎖式の防火戸とし、避難する方向へ開くなど、さまざまな規制がある。 

 より大規模な建物には、より防災性にとんだ特別避難階段が必要になる。下のような屋外階段は避難階段として使え、屋内階段に比べて規制が緩い。

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