建築用語集       

匠 総合事務所提供

水切り(金物)
(みずきり:かなもの)


 水切りとは、水が壁の中に回らないように、雨仕舞いのために水が下に落ちるような施工すること。

 水切りの多くは金物であるため、板金(工事)であることが多い。屋根の流れ尻螻羽(けらば)、それに外壁の最下部、サイディングの張り始めなどに使う。  

 水上につかう笠木などは水切りとは呼ばずに、流れ尻に使うものだけを水切りという。 水切り金物を野地へと折り曲げた場合は、水返しのために折を入れておくべきである。 

 水切り金物はそれぞれの場所で断面形状が違うが、立ち上がりの長さは少なくとも10センチは欲しい。下の図の太い黒線が、壁と基礎の境に入る水切り金物である。  

 水切り金物は板金工事で、1メーター当たり¥1000~1500。

参考:皿板②

広告

広告