建築用語集       

匠 総合事務所提供

アーチ


 構造体の中央部が、上方向に釣り鐘型の曲線形状をした、もしくは上方向に凸な曲線形状そのものをいう。加工した石を使った組積造によく見られ、木造建築ではほとんど見ることはない。

 アーチは平面的な力の流れで、上方から左右の下側に向かって基礎へと流れる。頂頭部に入る石を、キイストーンという。 キイストーンを入れて初めて構造的に完成するもので、施工中にはアーチを下から支える仮設の支保工が必要である。

 鎖などの両端を固定して、弛ませると逆アーチ状になる。それを天地逆にするとアーチとなる。アーチはトンネル状に伸ばすことはできるが、あくまで平面的な2次元構造だが、3次元に展開するとドームになる。

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