緩みのある状態。きっちりと締め上げてしまわずに、あえて緩みを持たせた仕事、もしくは緩みそのもののこと。たとえば、障子が鴨居の溝にぴったりだと動かないので、いくらかの緩みを持たせること。
衣服などが過剰にキッチリ、ピッタリしていると、身体を自由に動かすことができない。同じように建築の世界でも、動くものには余裕を持たせないと期待した性能がでない。そのために緩みといった余裕をもたせている。
遊びとは動くものに対して言い、動かないものへの余裕は逃げという。遊びも逃げも工作上の工夫である。
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