生コンを打設するときに使う振動機で、生コンを締め固める道具。現場ではバイブということが多い。
下の写真のような、上から差し込んで使う棒状のバイブレーターと、型枠に押しつけて使う型枠バイブレーターがある。
型枠内に投入されたコンクリートは放置したままだと、型枠の隅々まで行き届かない。そのため、かつては竹竿などで突いていた。また、現在でも木槌で型枠を叩いて生コンを型枠に充填させる。
バイブレーターを使うとコンクリートの流動性が増し、型枠や鉄筋の隅々まで充填される。バイブレーターを使うと、投入時に含まれた空気(エントラップドエア)を追い出し、耐久性に優れたコンクリートを作ることができる。
ただし、棒状バイブレーターは鉄筋に当てると、鉄筋も振動してしまい、鉄筋廻りのコンクリートが分離してしまう。また、バイブレーターでコンクリートを横流しすると、粗骨材が残ってしまいやすい。
棒状バイブレーターは垂直に入れ、流動性が増したら、すぐに引き上げる。長時間バイブレーターをかけると、コンクリートが分離してしまう。
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