パイプ・シャフト、もしくはパイプ・スペースの頭文字である。
パイプ・シャフトは、上下階をむすぶパイプ類を収納するための空間である。鉄筋コンクリート造の建物では必須だが、木造軸組工法の住宅では、必ず設けるとは限らない。
木造の住宅には、パイプ類が少ないことと、壁の厚さの中で処理できることが多い。そのために、わざわざスペースを設けるまでもないからである。
排水管内を流れる水の音漏れを防ぐため、パイプ・シャフトにグラスウールを詰め込むこともあるが、音ナインを使っても同じ効果が期待できる。
パイプ・シャフトは上下階を結ぶために、火災時の弱点になりやすい。上下の床面で防火区画とするため、各階毎にコンクリートで区画を作らなければならない。
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