打ち下ろして使う片手使いの刃物。
鉈は林業や狩猟など、山林での作業に適した刃物である。枝打ち、木を削る、雑草を払う、動物を解体するなどの目的で使われる。
柄は刃側に対して内側にやや傾けて取り付けられる。重量と刃の厚みを利用して、薪や竹を叩き割る。刃の先端部分に石突とよばれる突起を設ける物もあり、小枝を引き寄せるのに便利で、刃をコンクリートにぶつけないで済む。
片刃と両刃があるが、片刃の場合、利き手による方向性があるため注意を要する。両刃の場合、叩き切りや割る用途に適した耐衝撃性に強い蛤刃(はまぐりば)が使われる。
鋭利な鉈は、ヒゲが剃れるほど切れる。
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