建築用語集       

匠 総合事務所提供

砥糞
(とぐそ)


 砥糞は砥垢(とあか)ともいい、砥石をつかって刃物を研いでいると、砥石がすり減って生じる微粒子のこと。  

 合せ砥(仕上げ砥)で研ぐと は、砥石と刃物をこの砥糞で研磨することである。下の写真のうち、上の合わ砥の白いのが砥糞だが、砥石によって砥糞の色は違う。

 研ぐために水を使っているので、砥糞はドロドロしており、研ぎが進むにしたがって粒子が細かくなっていく。そのため、砥糞を流さずに、刃で砥糞で延ばすようにしながら、研ぎすすめると良い刃がつく。

 ただし、荒砥では砥糞を洗い流しながら、砥石と摺り合わせると、刃のおりが早い。

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