建築用語集       

匠 総合事務所提供

凍害
(とうがい)


 建築部材のなかにある水分が凍って、機能障害を起こすこと。

 土中の水分が凍ると、土の体積が増えるので、そのうえに載っている建物を持ちあげたりする。それを防ぐために、地中の凍結線より深く基礎をすえるなどの対策が必要である。

 また、水道管や給湯器の中の水が凍って、水道管や給湯器を破裂させることがある。そのため、水道管には保温をほどこし、給湯器は寒冷地仕様を使うか水抜きをしておく。  

 吸水性のある素材、たとえば屋根などは、瓦のなかにしみこんだ水分が凍結し、瓦を薄く剥ぐように割れることがある。項のような現象を凍る(いてる)と呼んでいるが、吸水率の低い瓦を用いることによって、凍害を防止することができる。

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