建築用語集       

匠 総合事務所提供

突き鑿
(つきのみ)


 通常のは、玄翁で叩いて使うものだが、手の平で押して使うのを突き鑿という。

 宮大工など大断面の部材を扱う職人の使用する鑿で、構造材継ぎ手枘(穴)加工の仕上げに使う。  

 一般的に、8分(24ミリ)は、繊維を直角に切断する木口突きとして使い、1寸6分(48ミリ)は枘穴の側面などの仕上げ突きに使用し、通常ペアーで使用する。  

 鏝鑿も玄翁で叩かずに突いて使うものだが、突き鑿とは言わないことが多い。なお小型の突き鑿もある。

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