鋳物(いもの)で作られた管。
鉄に黒鉛(炭素の化合物)を混ぜたねずみ鋳鉄管と、鋳鉄にマグネシウムなどを加えて強度を増したダクタイル鋳鉄管がある。
上水道における導水管・送水管・配水管やガス管などの地下埋設管として用いられる他、大規模建築の排水管などとして使用されている。 鋳鉄管がもっとも耐久性が高いと言われているが、被衝撃からの割れを除けば、VP(塩ビパイプ)の石綿二層管も変わらないように感じる。しかも、VPのほうが詰まりは少ないように感じる。ただし、VPは直射日光で劣化する。
かつては管布を咬ませて、鋳鉄管を差し込んで接合していたが、現在の接合部は下の写真のように、ボルトとナットで締め合わせるようになっている。定尺物を繋ぎ合わせて施工するなど、現場での切断はできない。
VP(塩ビパイプ)へと接続するアダプターもある。木造軸組工法ではVP(塩ビパイプ)が使われ、鋳鉄管はほとんど使用されない。
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