建築用語集       

匠 総合事務所提供

胴付き(鋸)
(どうつき:のこ)


①  直角に取り合う2材のうち、他の部材に食い込む形で取り付く部材枘(ホゾなど)の、他の部材に接する部分。下の図の着色した部分のこと。 

 胴付きを切断する片刃のを、胴付き鋸ともいう。胴付き鋸は鋸刃の厚さの半分程度左に曲がるように目立てして、胴付きがピッタリ付くようにしてある。

②  建具の胴付きを切るには、正確な切断面が要求されたので、刃の厚さを薄くする必要があった。薄くすると、腰がなくなるので、補強のために背に金具をつけた。背に補強の金具の付いた、細かい細工用の鋸を胴付き鋸という。  

 下の写真は細かい工作用の胴付き鋸である。鋸の板厚が薄く、歯振りも極めて少なく刃が細かい。

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