建築用語集       

匠 総合事務所提供

施工図
(せこうず)


 設計図書では伝わりきれない情報を、現場の職人に伝えるために、現場代理人など施工者が施工上の必要性から描く図面で、1/2~1/10など縮尺が大きい。

 複雑な部分などを描くことが多く、RC(構)造S造では、型枠図や鉄骨図などが描かれ、木造住宅ではプレカットの施工図が描かれる。

 施工図は、設計者と施工者とのあいだを行き来し、設計意図の確認がおこなわれる。設計者が施工図を承認した後は、原則として変更が出来なくなる。

 かつては現場の監督が描いたが、今では施工図を専門に描く事務所などに外注することが多い。そのため、施工図が間に合わず、施工してから承認印を押したりすることもあるようだが、決して良いことではない。

広告

広告