建築の外部や室内の仕上がりや、使う材料をふくめ工法などを仕様といい、それを記した一覧を仕様書という。
仕様書には、図面や現場説明書などでは説明しきれない一般事項を書き記しており、特記仕様が優先するので設計図書としての優先順位は低い。
細かい仕様は各工事毎に異なっているが、各工事で決めないことは、設計事務所などが独自の仕様書として纏めている。そうした仕様書を標準仕様書とよび、各工事毎の特記仕様がないときには標準仕様書に従う。
零細の設計事務所では仕事量が少ないため、仕様書が自社で標準化されていないことが多く、通常は住宅金融公庫の編纂した「木造住宅工事仕様書」などを使うことが多い。
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