建築用語集       

匠 総合事務所提供

三四五
(さしご)


 敷地や建設現場内で直角を求める時に、簡易的に製作される直角三角定規、または直角を求める方法のこと。<さんしご>という人もいる。  

 大矩(おおがね)は、三四五の定理(さしごのていり)をつかって、各辺の比率が3:4:5になるように胴貫(縁)等の小幅板を用いて製作する。

 直角三角形では下記の関係が成り立つ。  

   斜辺×斜辺=底辺×底辺+立辺×立辺  

 俗にピタゴラスの定理と呼ばれる三平方の定理をつかって、直角定規を作製するときの数値を大工職人たちは昔から知っていた。

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