建築用語集       

匠 総合事務所提供

CD管
(しーでぃーかん)


 建築工事が終わってから、電線や電話線などを通すために、先行して施工するプラスチック製の配管材。  

 CD管を配管したり埋設することを空配管(からはいかん)といい、配管を示す線のうえにCの文字を描く。なおCD配管の中に、案内のための予備線を入れることがあるが、これをリード線という。  

 CD管は正式には合成樹脂製可とう電線管(Combined Duct)と言う。コンクリート建造物で広く使われている。非耐熱性のため、本来コンクリートに埋設して使うものだが、最近では木構造の住宅建築でも使われている。

 塩ビパイプと違って、自由に曲げることができ、波型の形状をしているので電線やケーブルを通す時の抵抗が少ない。

 耐熱性のあるPF管と区別するために、オレンジ色をしている。内径が16ミリからあり、次のサイズは22ミリである。ワンサイズ上のものを施工しておいたほうが良いときが多い。

 CD管も被り厚を確保しないと、CD管にそってクラックが入る。ダブル配筋の場合は、下の写真のように鉄筋の間に入れること。

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