ALC(エーエルシー)は、Autoclaved Light-weight Concrete の頭文字をとったものである。ALCとは、高温高圧多湿養生を意味するオートクレーブ状態で、製造管理された軽量気泡コンクリートのこと。
建築現場で作られる軽量気泡コンクリートとは違い、設備の整った工場で製造され、建築物の外壁の部品(パネル)として規格化された製品になっている。
鉄骨造の外壁材や床材として使われたり、耐火構造の間仕切り(壁)として使われる。シポレックス株式会社のシポレックス、旭化成建材株式会社のヘーベル、クリオン株式会社のクリオンが販売されている。
外壁に使う場合には、ガン吹きなどの塗装が必要である。また、タイルを貼ることもできる。
ALCそのものの性能は優れているが、定尺物と定尺物とのあいだはコーキングで接合するので、何年か後にはコーキングの打ち直しが必要になる。
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