建築用語集       

匠 総合事務所提供

輪薙ぐ
(わなぐ)


 2材の接合方法で、男木女木の周囲に巻きつけるように延ばして、安定をはかる仕口。  

 単に枘穴の接合ではなく、男木となるの枘の両側部分を、3枚枘のように平行に伸ばす。3枚枘が女木と密着するように接合するので、女木が倒れにくくなる。  

 木製戸袋の妻板にを仕込むときに、輪薙枘にして納める。そのうえに台輪をまわしていく。また、棟木と束などの接合にも使ったが、最近ではあまり使われない。 

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