琉球畳は、琉球表をつかった畳である。
琉球産の藺草(いぐさ)をつかった畳表は、柔らかくしかも強靭で、20年~30年の耐久性があると言われる。
縁(へり)なしで使われることが多く、柔道場の畳につかわれたり、普段部屋の畳として使われてきた。
琉球表は三角イグサの七島藺草(しちとういぐさ)を裂き、目積織りに織ったものだが、最近では生産量も少なくとても高価になってしまった。
下の写真では、琉球畳を3尺(≒90センチ)の正方形にして、市松(模様)になるように敷き込んでいる。畳の角が四井敷きと同じように1点に集まるので、畳屋さんは嫌がる敷きかたである。
現在では、備後(表)であっても、縁なし畳であれば琉球畳と言うことがある。
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