建築用語集       

匠 総合事務所提供

誘発目地
(ゆうはつめじ)


 ビリ①クラック割れを起こさせるための目地。  

 コンクリートなどを広い面積に施工するとき、予定したところへヒビ割れをおこさせるために作る目地。なかなか予定のところにヒビが入らずに、他にヒビ割れがでてしまい、頭を抱えることが多い。  

 コンクリートなどに四角い穴を開けると、乾燥にしたがって穴の四隅は、自然と口を空きたくなる。そのため、四隅には45°のビリが入ることが多い。

 たとえば、ベランダ手摺りを壁にして穴をあけると、穴の廻りに45°にヒビが入りやすい。そのため、下の写真のように穴の両側に、誘発目地を設けている。これによって縦にヒビを誘発し、45°にヒビが入らないようにする。

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