木材の塗装方法の一つで、目止(留)めによって導管細胞を埋めない状態で仕上げる塗装法。「オープンポア仕上げ」とも言う。
導管細胞が大きい楢や欅などによく用いられる。「目撥き」とも書く。杢を生かした塗装方法である。
木肌には無数の導管細胞があいていて、この小さな孔(こう)を目止めのときにオープンにするかクローズ(ふさぐ)にするかによって、仕上がり具合が大きく変わる。
オープンにする手法では導管細胞の孔の部分がくぼみ、木肌の木目全体がくっきりと見え、生き生きとした木の表情が得られる。
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