砂や山砂を埋め戻すとき、水を注ぎながら埋め戻すことによって、砂や土砂を締固める方法。
土中の土は、掘り起こされて空気にさらすと、体積が2倍になるといわれる。掘り起こされた土を大量に埋め戻せば、充分に転圧しても、必ず沈んでしまう。
そこで、土粒子の周辺にある空隙を、多量の注水により除き、毛(細)管現象でおきる毛管力を減少させて、ばらばらになった粒子が自重により沈降し、砂や土砂が密実になって、地盤が沈みにくくなることをねらってする作業のこと。
なお、埋め戻しの時には余盛り①といって、沈下することを見込んで、土を山のように凸型に積み上げることがある。また、埋め戻しは30センチ程度ずつ行い、そのたびに転圧してから、埋め戻しを繰り返すと沈みが少ない。
参考:砂据え
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