建築用語集       

匠 総合事務所提供

太鼓張り(襖)
(たいこはり:ふすま)


 四周に縁をまわさずに、上貼りで周囲をくるんだ。  

 太鼓襖ともいう。仕上がり寸法より大きな襖紙が必要になるが、縁がうるさいと感じたときに使われ、引き違いは少なく1本引きが多い。  

 引手切引き手を使うことが多く、上品な仕上げになるが、引き手廻りが手垢で汚れやすい。縁がなく薄い仕立てのため、反りに注意が必要である。  

 1コマの組子の裏表を使って、上下逆にすれば切引き手にできるが、裏表をともに塵落としとすると、引き手の位置がちがってしまうことにも注意。

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