建築用語集       

匠 総合事務所提供

水中養生
(すいちゅうようじょう)


 生コン打設のとき、コンクリートの強度を確認するため、テストピース(試供体)を採取するが、そのテストピースを水中で保管すること。

 実際の建築物は、テストピースに比べると数百倍も大きい。固まり始めたが、まだ強度がでていないコンクリート中に含まれる水の約半分は、水和作用には直接必要ない水である。

 しかし、テストピースを屋外放置すると、供試体内部まで乾燥してしまい、実物の建築物と同じ強度がでない。そこで実物の建築物と同じ状態を保つため、水中に保管する。

 20±2℃の水中養生を、コンクリートの標準養生とよぶ。鉄筋コンクリート造では不可欠だが、木造住宅ではあまり関係ない。

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