和風の玄関の土間から取継(取次)の床までが高いとき、その中間にもうける段板。
最近の玄関の段差は18センチ内外になってきているので、式台を設けることは少なくなった。しかし、かつての和風住宅とりわけ書院様式では、通風を計るため床下を高くした。その結果、玄関の段差が大きくなりがちだった。
段差解消のために式台を設けて、土足への履き替えの便を図った。欅(ケヤキ)などの堅木を使うことが多い。なお、掃き出し(窓)下の段差が大きいときには、雨に濡れても良いように式台に代えて靴脱ぎ石を使った。
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