建築用語集       

匠 総合事務所提供


(さね)


 果実の中心にある堅い部分を実(さね)と呼び、転じて、継ぎ手の凸になる部分(下図の○印)をいう。 凸状にして継ぐことを、一般に実継ぎという。

 下の図の上のように、凸部分を片方の部材から造り出すと、本実とか本実継ぎいう。また、印籠①とよばれることもある。

 下の図の下のように、両部材を凹にして、別部材をもって継ぐ時には、雇い実とか雇い実継ぎという。たんに雇いと言うこともある。

 実継ぎにすると、部材が縮んでも空かないので、合い釘継ぎなどよりは高級な仕事である。

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